8月のテーマはいかです。
株式会社岡沼漁業 代表取締役社長 岡沼明見さん
岡沼漁業さんは中型いか釣り船、大型いか釣り船を各1隻ずつ保有し、船凍いかの販売をする漁業会社です。八戸前沖から遠くは南ペルーまでと世界の漁場で操業しており、数種類のいかを水揚げしています。
岡沼社長には、いか釣り船について、いかの種類について、などをお聞きしました。
【ロボットで釣る!いか釣り船】
八戸を代表する漁業、いか一本釣り漁。
中型船は183トン、全長27メートル
大型船は307トン、全長65メートル
何と、いか釣りロボットと呼ばれる機械でいかを釣っているそうです。
水揚げ後はすぐにマイナス30度の冷凍庫で凍結。船に凍結設備があるため、釣りあげてから10時間後にはカチカチに凍っている。超新鮮を保ち、八戸へ運んでくるのですね。
良く耳にする言葉「せんとういか」は船で凍るいかのこと!
【あかいか・するめいか】
いかの種類は大きく2種類、するめいかと赤いか。 1月から禁漁期間を経て7月ごろまで太平洋で赤いかを8月から12月までは日本海を中心にするめいかを釣ります。
いかは各地を回遊しているので、それを船は追いながら漁場を探します。
いかは、それぞれに美味しい食べ方があるそう。
赤いかは、熱を加えても食感が固くならないので、天ぷらがオススメ。
スルメイカはお刺身ももちろんだが、夏のバーベキューは最高!と岡沼社長。
いかの水揚げ日本一!と一言で言っても、いかの種類や漁業の形は様々。
手釣りから機械化へ。様々な工夫と進化でこの巨大産地八戸が支えられているんだと実感しました。
そして、通年水揚げされるいかは、季節ごとに大きさや食感などが違い、それぞれを楽しむことができる。
産地に生活する特権ですね。
なるほど!!